イージス艦あたご衝突事故

2月19日未明のイージス艦「あたご」とマグロはえ縄漁船「清徳丸」の事故であるが、見方は色々あるがまあ参考として、記述しておく。

最新鋭イージス艦といってもイージス艦の目玉は防空能力であり、海上の目標に関しては他の護衛艦と大差はない。普通の人はなぜ最新鋭のイージス艦がぶつかるのかと思うが、基本的には他の自衛艦と漁船の事故と同じである。今回ぶつかったのがイージス艦であったのは「マーフィーの法則」ですね。

行方不明の漁船の二人にしても全くミスがなかったのかは分からないところあるからどうなのかな。報道見てる限りではあまり出てこない処である。まあ、回避義務はイージス艦の方にあった可能性が高いと思うけど。でも、その回避義務にしてもイージス艦と漁船の違いがあっても同じ船舶であって、法律的な回避義務の分担は同じですからね。

それと船舶の衝突事故は相手を相当早く見つけないと回避できませんからね。地上の乗り物と違って、急には回避行動出来ません。普通の人でも水泳やる人なら分かると思うけど、泳いでいて、急に止まるのは結構難しい。足が付けばたってなんとかなるけど、足着かないプールだったら急に止まるのは相当難しい。

映画の「スピード2」を見た人は知ってると思うけど、タンカーのエンジン起動には30分以上かかる。同じくらい曲がることにも時間がかかる。船の宿命ですね。とうぜん、船に携わる人はそれ理解して、操船しなきゃいけないわけであるが。

まあ、船の事故の場合、一般の感覚では理解し辛いところあるということだけはご承知おきをお願いします。