西洋の誘惑

今日は久しぶりにすっきりと起きた.朝飯を食べて,パンク修理.とはいっても今日はチューブ交換.前のチューブだとどこ悪いんだかわからん.水につけてもあぶくが出てこないし.チューブ交換したらどうやら直ったようだ.当たり前に聞こえるかもしれないが,これだけパンクが続くとタイアとかリムに原因がある場合があるから.近所を5,6km走ってきたが問題なし.よし.
読みかけの小説の続きを読んで読み終えた.『おいしいコーヒーのいれ方ー8−優しい秘密』である.NHK−FMの青春アドベンチャーのラジオドラマでやっているのを聞いて,原作を読むようになってから3作目かな.去年,WEB連載されていたのだが,ラストは読まずにとっておいたのだ.やっぱり,ふわっとした感じのする恋愛小説だね.最近は切ない事も多いが.
http://www.shueisha.co.jp/coffee/

昼飯食べて,愛車B4で県立近代美術館へ.前にも書いたけど,開館30周年記念で「西洋の誘惑」という企画展をやっているので観に行ったのだ.感想を書く.(誰かさんは手抜きだといっているに違いない ^^;)

5部構成になっていまして
1.近代生活の歓び
2.個性の表出
3.心の奥底へ
4.眼の変貌
5.飛翔する精神
となってます.

1はだいたい印象派アルフレッド・シスレーアンリ・ルソー,アンリ・ル・シダネルがよかった.ポール・シニャックはやっぱあのタッチだよなあという感じ.モネとルノアールもあるけど私は近代美術館の常設展で観てるから….作品群の中では中程度じゃないかなあ.

2はフォービズム(野獣派)とか.意外といい作品があった.マルク・シャガールとか今までよくわからなかったけど,今回のはわかった…気がする.ラウル・デュフィの一枚は近代美術館の常設展で観てたんだけど,今回の《ニースの窓辺》で見直したわ.アルベール・マルケ,モーリス・ユトリロ,ジョール・パスキン,モイーズ・キスリング,ハイム・スーチン,藤田嗣治など.ここのコーナーはなかなかいいよ.

3はルドン,クリムトとか.ここは本の挿絵とかが多くていまいちだった.1900年頃描く画じゃないだろうというのもあるし.ジョン・ウィリアム・ウォーターハウス≪フローラ≫,フェルディナント・ホドラー≪木を伐る人≫,ケル=グザヴィエ・ルーセル≪田園詩(教え)≫がまあよかったかな.

4は抽象絵画ピカソもあるのだが,やっぱまだわからないわ.よくわからないのだが,
ライオネル・ファイニンガー≪海辺の夕暮≫はいいぞ.ファン・グリス≪果物皿と新聞≫とジャック・リプシップ≪クラリネットを持つアルルカン≫はもう少しでわかる気がするのだが….

5はシュールレアリズム.抽象絵画とは逆にわけわからないのがおもしろい.サルヴァドール・ダリアメリカのクリスマスのアレゴリー≫は繭の破れ目の形に注目.それがわからないとおもしろくない.私的に今回の目玉だったのはポール・デルヴォーの2作.
美の巨人HP
http://www.tv-tokyo.co.jp/kyojin/
の≪魔女たちの夜宴≫を見てから行くとよくわかる.非常にいい絵です.特に≪森≫のほう.

とまあじっくりと堪能してきました.

帰ってきて,おばあちゃんのところへ.今日は点滴早く終わったし,なにより尿管チューブが抜けた.これでチューブを気にする事もないだろう.かゆそうなので軟膏塗ってあげた.

帰ってきて晩飯.天ぷらだった.今日は飲むもん(スピリッツ)ないし,ビール.
後はネットとビデオ.